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バズ・ライトイヤーをさがして(2)

(1からのつづきです) 昔なじみの後輩からバズ・ライトイヤーのストラップをもらった数週間後の朝。私は寝坊した。 朝練がいつもの木曜から火曜に変わった事を失念しており、目覚ましアラームをセットし損ねたのだ。気づいた時にはもうすでに六時半、朝練開…

バズ・ライトイヤーをさがして(1)

「ピクサー映画っていうのは、ファインディング・ニモで一旦完成されちゃったって言うかピークを迎えたんですよ」帰宅道中に買ったコンビニカレーパンの微妙さに失望していると、とつぜん後輩は講釈を垂れはじめた。その退屈さに、部活の疲れと夕暮れの薄暗…

期待と幻想と失墜のカレーパン

サクサクと香ばしいカレーパンの内側から溢れ出す熱々のカレー・ソース。それを思い浮かべた時、私はもうすでに走り出していた。カレーパンは決して私の大好物ではない。私はまだ若く青臭いが、世の中にカレーパン以上に美味いものがあることを感知しないほ…